ちきの映画日記

映画を見て、個人的に魅力的だと感じた点を拙い文章で紹介します。

タクシードライバー 感想 「原題:Taxi Driver」狂気の男を通して感じる、ベトナム戦争後のアメリカ

1976年公開の「タクシードライバー」。カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞しており、今もなお、映画好きの中で名作と語り継がれています。

ただ、見る人にとっては駄作とも言われ、賛否両論分かれる作品でも知られていますね。

私自身も最初観たときは「???どういうこと???」とハテナがたくさん浮かんでしまいましたが、当時のアメリカの背景などについて理解すると、かなり見え方が変わりました。

本作はタクシードライバーとして働く元海兵隊不眠症の男が、自身の孤独や社会の現状に対するフラストレーションから暴走していく様子を描いた作品。

ロバート・デ・ニーロの名演技によって生み出される緊張感は格別。見終わった後には不思議な余韻を残す映画でした。


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メッセージ 「原題:The Arrival」感想 静かで切ない秀作SF

2017年公開の「メッセージ」。第89回アカデミー賞で監督賞、作品賞含む8つの部門でノミネートされ、そのうち音響編集賞を受賞している作品です。

Netflixで一度鑑賞したのですが、なんと家の近くの映画館で1週間限定で劇場公開をしていたので映画館で再鑑賞しました!

本作は、突如世界各地に飛来した宇宙船に世界中が混乱する中、地球に来た目的を聞き出すために主人公の女性の言語学者が、宇宙人とのコミュニケーションを試みるという作品。

静かな映像と音楽に包まれながら進んでいく物語の中で深い感動を得られる、美しく、すばらしいSF映画です。

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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。感想「原題 :The Conjuring : The Devil Made Me Do It」 心霊探偵ウォーレン夫妻!

10月になり、涼しい日も増えてきましたね。

ハロウィンの季節ということもあり、ホラー映画も数多く公開されていますが、今回はその中で、死霊館シリーズの最新作「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」を観に行きました!

今、海外のホラー映画を牽引している死霊館シリーズ。

今作ではインパクトのあるタイトルの通り、悪魔に憑依され殺人を犯してしまった青年の無罪を主張する為に、心霊研究家の夫妻が悪魔を追っていく話になっています。

個人的には、ホラージャンルのエンタメ作品としてとてもよく出来ており、超おススメの作品です!

 


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