タクシードライバー 感想 「原題:Taxi Driver」狂気の男を通して感じる、ベトナム戦争後のアメリカ
1976年公開の「タクシードライバー」。カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞しており、今もなお、映画好きの中で名作と語り継がれています。
ただ、見る人にとっては駄作とも言われ、賛否両論分かれる作品でも知られていますね。
私自身も最初観たときは「???どういうこと???」とハテナがたくさん浮かんでしまいましたが、当時のアメリカの背景などについて理解すると、かなり見え方が変わりました。
本作はタクシードライバーとして働く元海兵隊で不眠症の男が、自身の孤独や社会の現状に対するフラストレーションから暴走していく様子を描いた作品。
ロバート・デ・ニーロの名演技によって生み出される緊張感は格別。見終わった後には不思議な余韻を残す映画でした。
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