バック・トゥ・ザ・フューチャー 感想 「原題:Back To The Future」デロリアンは私たちもタイムスリップさせてくれる
マーティがデロリアンでタイムトラベルをしてから、35年…。
再び映画館に誰もが知る超名作、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が帰ってきました!
私は20代なので、自分が生まれる前の名作を実際に映画館で観ることが出来て感無量です…。
本当に観れて良かった…。
本作は、デロリアンというタイムマシンに乗って過去にタイムトラベルしたことによって巻き起こるトラブルなどを描いた作品。
私たちを1980年代のキラキラした時代にタイムスリップさせ、観た人に元気を与えてくれるエンタメ作品における超傑作です!
- 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の基本情報
- 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のキャスト
- 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のあらすじ
- 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のネタバレ無し感想
- 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のネタバレ有り感想
- まとめ
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の基本情報
タイトル:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
原題:「Back To The Future」
おススメ度:★★★★★★★★★★10/10
個人的な評価:★★★★★★★★★★10/10
公開年:1985年
上映時間:116分
製作国:アメリカ
監督:ロバート・ゼメキス
製作:ボブ・ゲイル ニール・キャントン
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ
音楽:アラン・シルヴェストリ
ロバート・ゼメキス監督は本作以外にも「フォレスト・ガンプ」や「永遠に美しく」などの名作を数多く生み出している名監督です。
そして、製作総指揮にはあのスティーブン・スピルバーグ!
強すぎるタッグですね!
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のキャスト
マーティ・マクフライ:マイケル・J・フォックス
17歳の高校生でロックが好き。ギター演奏が特技で、変人と言われるドクとは親友である。
エメット・ブラウン博士(ドク):クリストファー・ロイド
近所に変人呼ばわりされている博士。デロリアンを開発しタイムスリップを可能にする。
ビフ・タネン:トーマス・F・ウィルソン
ロレインやジョージと同級生の不良。
マーティの母親。昔はやせていたが、今は飲酒のせいで中年太りとなっている。
ジョージ・マクフライ:クリスピン・グローヴァー
マーティの父親で、気弱でおどおどした性格。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のあらすじ
友人の科学者ドクの作ったデロリアン・タイムマシンに誤って乗り込んだ高校生マーティが30年前の世界へ。その世界でのドクの協力を得て元の世界へ帰る方法を見つけたマーティだったが、彼には少女の頃の母親に惚れられたために変わりつつある歴史の修復作業が残っていた。
(allcinemaより引用)
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のネタバレ無し感想
この映画の全てが私たちを元気にし、ワクワクさせてくれる!デロリアンは、私たちを煌めきの1980年代に連れて行ってくれるタイムマシン!
この映画のいい所は、全部です!!
キャラクターも、音楽もストーリーもデロリアンも全部が素晴らしい。
最近は、かなり考えさせる内容の作品や、暗い作品などを多く見ていたのですが、本作はそういった要素は全くない。
とにかく明るく、ワクワクさせるような映画で、こんなにただ幸せな気分になる映画は久しぶりに観た気がします。
まず登場人物。
好感が持てる好青年のマーティや、漫画から出てきた博士のようなドク、ザ・いじめっ子なビフなど、一人ひとりのキャラクターがとてもキャッチーで皆の事が好きになります。
大体一人はあんまり好きになれないキャラがいるものですが、今作はそういった人物がいないです。
そしてストーリー。
本作は言ってしまえば、タイムスリップによって変えてしまった両親の馴れ初めを元に戻そうとする話。
その設定がもうかわいいですよね。
しかも、凶悪な悪役も登場しないし、絶望的な状況にもならないし、本当に気楽に観れる作品になっています。
そして、序盤で出てきた伏線が、タイムスリップ後に気持ちいいくらい回収されていくので観ていてめちゃくちゃ爽快でした。
そして音楽。
アラン・シルヴェストリの作る快活な音楽が本作の明るい雰囲気をより演出しています。
そしてやはり誰もが一度は聞いたことのあるこのメインテーマ!
この曲が流れるだけでもうめちゃくちゃワクワクします!
実際に映画館で聞いたときは感激しすぎて泣きそうになってしまいました…。
また、映画を彩る1980年代の楽曲も最高です。
この映画の主題歌と言っても過言ではないこの曲も超有名。
やっぱ、この時代って全部がキラキラしてるんですよね…。
何なんでしょう…。
この時代にも生まれてみたかったものです。
そして最後はやっぱりデロリアン!
いやぁ、もう厳つい形の車体といい、ゴツゴツしたガジェットの数々と言い、少年心くすぐり過ぎです…。
あんな魅力的な車見せられたら、誰だってファンになっちゃいますよね。
そして、当時にしてみたら超近未来的な形をしていたのでしょうから、その衝撃は凄かったんだろうなぁと思います。
当時、リアルタイムで観れた人が本当に羨ましい…。
ここからはネタバレ有り感想です!
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のネタバレ有り感想
1.実の母親が息子を好きになっちゃうトンデモ展開
とあるアクシデントによって25年前の過去にタイムスリップしてしまったマーティは、この時代でとんでもないトラブルに巻き込まれてしまいます。
偶然、彼は若い時の自分の父親(ジョージ)に遭遇します。
そして、ジョージをつけていると突然車がやってきて、彼を跳ねそうに!
とっさにマーティは彼を突き飛ばし助けるのですが、ここでマーティが車に跳ねられてしまいます。
そして、これがマズかった…。
本作の序盤で、マーティの母親(ロレイン)が自分たちの馴れ初めについて話す場面があるのですが、ここで話していたのが
「ジョージが道の真ん中に立っているとき、ロレインの父親が車で跳ねてしまったのでロレインの実家で看病することに。そこでロレインがジョージに一目ぼれをし、週末のダンスパーティーでキスをして付き合うことになった。」
というものでした。
つまり、本来はジョージが跳ねられるべきだったのにマーティがかわりに跳ねられたことで、ロレインは未来の自分の息子マーティに惚れてしまうんです。
「えぇ~!」って展開ですよね。
もうこの後はロレインがマーティにメロメロで、ジョージには見向きもしません。
ですがこのままだとジョージとロレインは結婚せず、マーティも生まれなくなってしまうので彼の存在が消えてしまいます。
なので、マーティはなんとかしてロレインとジョージをくっつけようとするんですね。
途中でロレインとマーティがキスをするシーンがあるのですが、その時にロレインが
「あなたとのキスはなんか変。まるで弟としてるみたい…」
って言うんですけど、その時にマーティは
「それで合ってるよ」
って言うのはめちゃくちゃ笑えましたねw
私も「うわぁ…キスしちゃったよ…」ってなりましたw
2.ドクとマーティの友情
本作の見どころとしては、このドクとマーティの友情も欠かせないです。
映画冒頭では既にドクとマーティは親友関係にあることが示唆されています。
しかし、デロリアンに必要なプルトニウムを研究施設から盗み出し、その罪をリビア人に擦り付けたために、逆にリビア人の怒りを買ってしまいます。
その結果、怒ったリビア人にドクは射殺されてしまうのです。
なのでマーティは過去に戻った時、ドクに未来でリビア人に襲われることを警告しようとします。
しかし、ドクは「未来について知り過ぎるとロクなことにならん」と言って、話を聞こうとしません。
そして、中々ドクに危機を伝えられない中、二人でマーティが元の時代に帰る方法や、ロレインとジョージを引き合わせる方法を考えていくのですね。
そうすると、マーティと過去のドクとの間にも友情が芽生えていきます。
二人で見つけた元の時代への帰り方を実践する前に、マーティがドクに抱き着くシーンは少し泣けましたね…。
そして、ドクの「では30年後に」に対してのマーティの「待ってるよ」にも少し切なさも感じました。
この後、警告の最終手段として、手紙に未来の出来事を書いて「30年後に開けてください」とメモをしてこっそりドクの上着に忍び込ませます。
しかし、ドクはこの手紙に気づいてしまい、マーティの目の前で破り捨ててしまいます。
こうして万策尽きたマーティに元の時代に帰る時がやってきてしまうのです。
しかし、ここでマーティはドクが撃たれる直前の時間に戻れば彼を助けられると考え、リビア人の襲撃の10分前にタイムスリップします。
そして、急いでドクの襲撃現場へ向かうのですが、そこには既にリビア人が来ており、またしても目の前でドクは撃たれてしまうのです。
あぁ、また助けられなかった…と悲しむマーティですが、なんとドクは防弾チョッキを着ていて無傷でした。
なぜ彼は襲撃されることを知っていたのか。
実は、ドクは破り捨てたマーティからの警告の手紙をつなぎ合わして、ちゃんと読んでいたのです。
ここに、マーティとドクの強い友情を感じ、めちゃくちゃ感動しましたね。
因みに、本編ではドクとマーティが親友になったきっかけについては触れられませんが、ちゃんと設定があるみたいです。
どうやら、近隣から変人扱いされていたドクの研究室に、13~14歳くらいのマーティが忍び込み、それを見つけたドクが彼を気に入り、研究の手伝いやアインシュタイン(ドクの飼っている犬)の世話を手伝わせたのが、きっかけらしいです。
これを知っていると、ドクとマーティの友情により深みを感じられるかもしれないですね。
3.未来は変えられる
また、この作品は私たちに、勇気を持つことの大切さを教えてくれます。
マーティの父ジョージは、自分に自信がなくいつもオドオドしているような性格です。
これは若い時もそうで、ビフなどにいじられてもヘラヘラと受け流しているような情けない青年でした。
また、趣味でSF小説を書いているのですが、他人に批判されるのが怖くて、公に出せずにいます(マーティも自分のバンド音源を公に出すことに対しては、ジョージと同じような考えを持っている。やっぱり親子ですね…)。
しかし、タイムスリップしたマーティとの出会いを通して少しづつ積極的に行動するようになります。
そして最後にはロレインに対し無理やり関係を迫ろうとするビフに対し、渾身の左フックを喰らわせ、ロレインを救います。
これをきっかけとしてロレインとも恋人関係になり、また、自分に自信がついたことで小説も世に出したので、マーティが帰ってきた元の時代では有名SF作家として活躍していました。
この展開は、勇気を持って行動を起こすことで自分の予想している未来を変えられるということを伝えてくれているような気がしました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本作はエンタメ作品における不朽の超傑作。
話も分かりやすく、とても明るい映画となっているので、幅広い年齢層の誰が見ても絶対に楽しめる作品だと思います。
鑑賞後は幸せな気持ちになれること、間違いなしです!
パート2、3も今後劇場公開があるみたいなので、是非、鑑賞してみてください!
それでは読んでくださりありがとうございました!
P.S
この素晴らしい映画のアトラクション、USJにある「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」を無くしたのは本当にどうかしてる!
と、今回映画館で本作を鑑賞して、強く思いました…
なんで無くしたんだ………