修士論文の執筆でしばらく更新できませんでしたが、 一区切りついたので、またボチボチとブログを書いていこうと思います。
「マリグナント:狂暴な悪夢」を鑑賞してきました!
「死霊館シリーズ」のジェームズ・ワン監督作品であり、完全オリジナル脚本ということで私もめちゃくちゃ期待してました。
本作は悪夢の中で殺人現場を見るマディソンの恐怖と、謎の殺人鬼ガブリエルを追う姿を描いた作品。
今までジェームズ・ワンが携わってきた作品の全てが凝縮された、スタイリッシュで新しいホラー映画でした!
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「マリグナント」の基本情報
タイトル:「マリグナント」
原題:「MALIGNANT」
おススメ度:★★★★★★★★☆☆8/10
個人的な評価:★★★★★★★☆☆☆7/10
公開年:2021年
上映時間:111分
製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・ワン
製作:ジェームズ・ワン マイケル・クリアー
製作総指揮:エリック・マクレオド ジャドソン・スコット イングリット・ビス
ピーター・ルオ チェン・ヤン マンディ・ユウ レイ・ハン
「マリグナント」のキャスト
マディソン・ミッチェル:アナベル・ウォーリス
妊娠中の女性。幼少期の記憶がなく、原因不明の悪夢に悩まされる。
シドニー・レイク:マディー・ハッソン
マディソンの妹で、非常に献身的で優しい性格の持ち主。
ケコア・ショウ刑事:ジョージ・ヤング
イケメンな刑事。マディソン絡みの殺人事件の犯人を追っている。
「マリグナント」のあらすじ
ある日を境に、目の前で恐ろしい殺人が繰り広げられるのを目撃するという悪夢に苛まれるようになったマディソン。彼女の夢の中で、謎めいた漆黒の殺人鬼が、予測不能な素早い動きと超人的な能力で次々と人を殺めていく。やがてマディソンが夢で見た殺人が、現実世界でも起こるようになる。殺人が起きるたび、マディソンはリアルな幻覚かのように殺人現場を疑似体験し、少しずつ自らの秘められた過去に導かれていく。そして邪悪な魔の手がマディソン自身に伸びてきたとき、悪夢の正体が明らかになる。
(映画.comより引用)
「マリグナント」のネタバレ無し感想
「
死霊館シリーズ」や「
ソウ」、「
アクアマン」など、多様なジャンルにおいてヒット作を生み出してきた、
ジェームズ・ワン監督。
本作には、その要素が全て詰め込まれております。
ホラー、カルト、
スプラッター、サスペンス、アクション、この全てを1つの映画に落とし込めるのは彼くらいなのでは無いでしょうか?
前半は悪夢の中で実際の殺人現場を目の当たりにするマディソンの恐怖と、殺人を繰り返すガブリエルという謎の存在を追う様子を描いています。
ここまでは今までの彼の作品でも良く見る流れ。
驚かせるシーンもワン節マシマシで、楽しませてくれました。
ただ、後半。
ガブリエルの正体が判明した直後から、雰囲気が変わります。
あまり多くは言えませんが、ホラー作品だけではなく彼の作品をチェックしている人なら大興奮間違い無しの展開が待ってます!
この作品にこのシーンぶち込んでくんの!?って私自身もめちゃアガりました!
R18+ということで、かなり直接的なグロシーンがたくさん出て来ますが、作品自体はかなり見やすい感じに仕上がっています。
後に引きずるような不穏さも無く、見た後はスカッとするのでホラーをあまり見ない人にもお勧めできる作品です!
ここからはネタバレ有りの感想になります!
「マリグナント」のネタバレ有り感想
1.安心のワン節ホラー
本作の重要キャ
ラクターは主人公マディソンとガブリエル。
前半のこの二人の関係性は「
死霊館シリーズ」の悪魔と人間のものに近かったです。
ガブリエルが殺人を犯す現場を悪夢として見るマディソン。
途中で、この二人の間には繋がりがあることが示唆され、マディソンは幼少期精神病を患っていたことが判明します。
この時、イマジナリーフレンドとしてマディソンと関係を持っていたのがガブリエルだったのです。
幼少期のマディソンはガブリエルのことを悪魔と呼んでおり、まさに「
死霊館シリーズ」を彷彿とさせる流れでした。
実際、ここまでは「
死霊館」を彷彿とさせる演出が多く、
ジェームズ・ワン特有の「出るか……出ないか……あ、出ないんだ……。……やっぱり出たぁぁぁぁ!!」シーンがふんだんに使われており、いつも通り楽しかったですw
特に序盤でマディソンのDV夫がガブリエルに殺されるシーンには焦らされました……
勝手にミキサーが付いたり、冷蔵庫が開いたり、どこで出てくるか分からなくて、めっちゃ手汗かきました…
ただ、1番驚いたのは昼間に家の窓からマディソンの妹が室内を覗いてるのが映されるシーンでした…
完全に油断してましたね…
2.後半、大興奮の大殺戮展開
はい
ここが本作のミソです。
後半、ガブリエルの正体が悪魔では無く、マディソンの体に寄生している双子であることが判明します。
成長不全だったガブリエルは母親の子宮内でマディソンと融合し、彼女の背面に取り込まれてしまいます。
なので、幼少期のマディソンの背中から頭にかけては悍ましい姿のガブリエルがひっついていたんです。
しかし、ガブリエルはマディソンと脳を共有していたため、電気信号を彼女に送ることで会話をしたり、彼女の行動をコン
トロールすることが出来たのです。
手術によってガブリエルはマディソンの体から引き剥がされるものの、一部は彼女の後頭部に残っていました。
そして、しばらくガブリエルは眠っていたものの、DV夫が彼女の頭を壁に打ち付けた衝撃で目を覚ましてしまいます。
ここでガブリエルはマディソンを操り、虐げられた復讐として、自分を手術した医者や、自分を捨てた母親達を殺そうとするのです。
この展開も、まぁそこまで驚きという訳ではありませんでしたが、このガブリエルに憑依されたマディソンのアクションがヤバすぎた!
犯人と疑われ、
拘置所に入れられたマディソンは他の犯罪者にいびられ、暴力を受けます。
ここでガブリエルが現れ、その犯罪者達を血祭りにあげるんですよ!
もうこれが、気持ちいいのなんの!
腕を折り首を折り、頭を踏み潰し、腕で胸を貫きやりたい放題。
その後は
拘置所から抜け出し、鎮圧しようとする警察官達との戦いに。
もうここまで来ると別映画。
「アクアマン」で用いた激しいカメラワークを使って、ガブリエルの戦闘を超スタイリッシュに映し出します!
そこまで格好良くする必要あったか?って位のガブリエルのアクションは最高でしたね…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本作はジェームズ・ワン監督の全要素が詰まった、エクストリーム・スリラーと形容したくなるようなエンタメ作品です!
物語でも映像でも、こちらを興奮させる展開の連続で、とても楽しめた一作でした!
それでは読んでくださりありがとうございました!