スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム 感想 「原題:SPIDER-MAN/No Way Home」 全てのスパイダーマンファンに捧ぐ、最高の超傑作
遂に…
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」を鑑賞しました!!!
公開当日に鑑賞しましたが、あまりの感動に見終わった後は「やばい……」しか言えなくなってしまった…
本作はスパイダーマンが、他の世界からやってきたヴィラン達による過去最大の危機に立ち向かう作品。
スパイダーマンファンなら鑑賞必至!!!!史上最大のスケールで描かれる、最高のスパイダーマン映画でした!!!
- 「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」の基本情報
- 「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のキャスト
- 「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のあらすじ
- 「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレ無し感想
- 「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレ有り感想
- まとめ
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」の基本情報
タイトル:「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」
原題:「SPIDER-MAN / No Way Home」
おススメ度:★★★★★★★★★★10/10
個人的な評価:★★★★★★★★★★10/10
公開年:2021年
製作国:アメリカ
監督:ジョン・ワッツ
製作:ケビン・ファイギ エイミー・パスカル
ジョアン・ペリターノ レイチェル・オコナー
アビ・アラド マット・トルマック
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のキャスト
クモに嚙まれ特殊能力を得た高校生。アベンジャーズにも在籍しておりサノスとの戦いにも参加した。ミステリオに正体をバラされてしまう。
ミシェル・ジョーンズ(MJ):ゼンデイヤ
ピーターのクラスメイトで恋人。
ネッド・リーズ:ジェイコブ・バタロン
ピーターの親友。元々、ピーターがスパイダーマンであることを知っている。
スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ:ベネディクト・カンバーバッチ
元神経外科医で、現在は魔術師。
ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン:ウィレム・デフォー
オズコープ社の社長で天才科学者。軍事用に開発した薬品の影響で悪の人格が芽生え、グリーンゴブリンになってしまう。
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス:アルフレッド・モリーナ
天才科学者。4本のアームを用いて核融合実験を行った際、事故にあう。この影響でアームに精神をのっとられてしまう。
フリント・マルコ / サンドマン:トーマス・ヘイデン・チャーチ
元強盗。病弱な娘に会うために刑務所から脱走した際、分子分解装置に落下し、サンドマンになってしまう。
アメスパ版
オズコープ社の研究者。治療の為に開発した薬を自身に投与した際、副作用でトカゲのような姿になってしまう。
マックス・ディロン / エレクトロ:ジェイミー・フォックス
オズコープ社で働く、電気技師。スパイダーマンを心酔している。
電気ウナギの水槽に落下したことでエレクトロとなってしまう。
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のあらすじ
前作でホログラム技術を武器に操るミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙の「デイリー・ビューグル」が世界に公開したことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえ、正体も暴かれてしまう。マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むが……。
(映画.comより引用)
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレ無し感想
ホーム三部作の完結作にして史上最高のスパイダーマン映画!我々の想像を超える超興奮・感動作!
この映画の感想としては、
最高!!!!!!!!
ありがとうスパイダーマン!!!
もうこれに尽きます!!!!
映画館でどよめき、拍手が自然と起きるような作品は初めて観ました。
予告編が公開された段階でネットは大騒ぎ、
チラシにも「想像しろ。超えてやる。」というキャッチコピーが入れられるほど、
誰もがこの作品に期待し、どんなサプライズが映画の中で起こるのか想像を巡らしていたと思います。
私も、公開直前とかはもうこの作品の事しか考えられませんでしたw
そして、本作は……
そのキャッチコピー通り、あり得ない程の感動と興奮を観る人に届けてくれました!
一つの作品の中で、号泣し、興奮のあまり体が震え、大歓声を出したいと、ここまで思わせる作品は中々ありません。
この映画はまるで全てのスパイダーマンファンに宛てたプレゼントのようで、
私たちの観たかった、期待していた全てが詰まっています。
スパイダーマンシリーズを全部観てきた自分にとって、こんなに嬉しい作品は無い!
本当に最高の映画体験でした!!!!!!!
「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレ有り感想
1.歴代キャラ大集合!!
本作の大きな魅力は何といってもサプライズの連続!
歴代キャラが大集結する展開は「エンドゲーム」にも匹敵する激アツなものでした!
ミステリオによって素性をバラされたピーター。
彼は、ミステリオの殺害容疑や「ファー・フロム・ホーム」でのロンドンの騒動を起こした容疑で、世間から強い風当たりを受けます。
また、その影響はMJやネッド、メイおばさんやハッピーにも及び彼の周りはメチャクチャに。
ピーターとMJ、ネッドは大学の進学の道も断たれてしまいます。
そこで、ピーターが助けを求めるのが、ドクター・ストレンジ。
彼の魔術によって、スパイダーマンの正体がピーター・パーカーであるという事実を、人々から消そうとします。
しかし、友人や家族、知り合いにはその事実を覚えておいてほしいという事をストレンジに言い忘れ、魔術の変更をするハメに。
その結果、魔術は暴走、他のユニバースの敵を招き入れてしまうのです。
サム・ライミ版スパイダーマンからは、グリーンゴブリンとドクター・オクトパス、サンドマンが
アメイジングスパイダーマンからは、リザード、エレクトロがやってくるのですが、
もうこれらのメンバーが一つの映画に居る時点でヤバイ!!!
それぞれの登場シーンで本当に鳥肌が立ちました……
物語中盤からは、ピーターがヴィランたちが元の世界ではスパイダーマンによって命を落としてしまう事を知ります。
元々悪人なわけではないヴィランに対して、ピーターは彼らの能力の治療を提案します。
最初は死ぬよりマシという事でヴィラン達は提案を受け入れてくれますが、
反旗を翻したグリーンゴブリンによってこの計画は頓挫。
そして、メイおばさんが命を落としてしまいます。
自分のせいで多くの人を傷つけたと、深く傷つくピーター。
そしてそんな中現れるのが…
歴代のスパイダーマン!!!!
トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが別世界のスパイダーマンとして、トムホピーターを助けに来てくれるんです!
もうこのサプライズはやば過ぎた!!!!
映画館にもどよめき、拍手が起き、私は興奮のあまり泣いてしまいました…
誰もが望んでいた、歴代スパイダーマンの集結。
まさに、「想像しろ。超えてやる。」というキャッチコピー通りの展開で、
歴代ヴィランの登場を予告編で知った時点で、歴代スパイダーマンが登場することを、多くの人が考えていたと思います。
しかし、その想像が実際に目の前で現実となると、自分の想像以上の感動と興奮がありました。
もうこのサプライズだけで、お腹は一杯!
この映画を観れて本当に良かったと思わせてくれました。
2.登場人物同士の会話が最高
過去作のキャラクターが大集結ということで、シリーズを超えたキャラクター同士の会話が観れたことも良かったですね。
あまりに多すぎて全部は挙げられないので、個人的に気に入った場面を紹介します。
まず、ピーターとストレンジに捕まったエレクトロとリザードの会話。
彼らは同じユニバース出身なので、互いに既知の存在であり、
リザードであるコナーズ博士、エレクトロであるマックスは同じオズコープ社の社員です。
そしてアメスパの世界ではマックスはバーコード頭で禿げているのですが、本作ではいい感じの坊主に。
なので、リザードがエレクトロに対し髪型をいじるシーンがあって面白かったです。
また、「トカゲにならないか?」って勧誘してるのも笑えました。
また、サンドマンは分子分解装置に、エレクトロは電気ウナギの水槽に落ちて、能力を手にしヴィランになったことから、「悪党に転落か」という会話を二人でしていたのも面白かったです。
そして、やはり素晴らしかったのが3人のピーター・パーカーのやり取り!
メイおばさんを失い、悲しみに暮れるトムホピーターの前に現れたトビー、アンドリューピーターとのやり取りはもう号泣でした…
それぞれが大事な人を亡くしており、
トビーはべんおじさんを、アンドリューはグウェンを失ったことを伝え、
復讐心から自分を見失いかけた話をトムホピーターにするシーンは本当にエモーショナル。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉を、それぞれがベンおじさん、メイおばさんが亡くなった日に本人から聞いたという話も、彼らに共通する運命を示唆しているようで胸が熱くなりましたね。
その後の、コメディパートも最高で
ネッドの「ピーター」という呼び掛けに三人とも反応してしまうシーンや
トビーとアンドリューが恋愛について話すシーン
トビーがウェブシューターなしで糸を出せることに全員で驚くシーン
などは楽しく見れました!
ネッドがトビーに「親友は居る?」と聞いた際
「いたけど、死んでしまった。僕を殺そうとして」
と答えて、ネッドがトムホと気まずくなっちゃうシーンも最高でしたw
(その後の「ヴィランになって親友の君を襲ったりしないよ」とネッドがトムホピーターに言い、アンドリューが背中を叩いて「(よろしく頼むよ)」感を出すシーンも笑いましたw)
三人が今まで戦ったヴィランで誰が一番強かったかと話すシーンも、サノスやヴェノム、ライノなどの話が出てきて、
特にヴェノムに関しては今後MCUにも登場するのか?と期待させられました。
最後に紹介するのは、能力を無くし元の人格に戻ったエレクトロとアンドリューの会話で
「スパイダーマンは黒人だと思った」
「他の世界には黒人のスパイダーマンもいるかも」
という部分では
スパイダーマンになる人物の一人、マイルズ・モラレスの存在をほのめかされているかのようで、今後に期待させましたね!
3.「救済」の物語
本作の物語において、大きなテーマの一つとなっていたのが「救済」です。
別のユニバースから来たヴィラン達はスパイダーマンとの戦いによって命を落とすこと、
そして、彼らは元は普通の人間であり、能力を得たことで悪の精神を持ってしまった事を知ったピーターが、
彼らがもうスパイダーマンと戦わなくていいように、その能力を治そうとするというのが本当に素晴らしい設定だと思いました。
というのも、実はスパイダーマンシリーズというのは、私にとってあまり心が晴れるような作品ではありませんでした。
サム・ライミ版において、
グリーン・ゴブリンになったノーマン・オズボーンは確かに地位や名誉に執着はありましたが、
息子のハリーや、その友人のピーターにはとても良くしてくれる人物でした。
ピーターは戦いの末、故意ではないしろノーマンを殺してしまいますが、
彼の死によって親友のハリーとの仲も悪くなり、ピーター自身もノーマンとの一件に対し深い後悔を抱えていました。
ドクター・オクトパス(ドクター・オクタヴィアス)に関しても、
彼は元々ピーターにアドバイスをくれるような優しい人物で、研究者としても一人の人間としても優秀でした。
しかし、事故をきっかけに四本のアームに意識を支配され、悪に落ちてしまったのです。
最後には、元の人格に戻り、街を守るために自らの命を犠牲にすることになるのですが、私も何ともやり切れない思いをしました。
アメスパ版においても、
リザードであるコナーズ博士は自分の失った体の部位を元に戻すために開発した薬品のせいで、
エレクトロであるマックスは、スパイダーマン好きの普通の電気技師だったのですが、仕事中に電気ウナギの水槽に落ちたせいで、
悪に落ちてしまいました。
この様に、過去作には絶対的な悪は存在しなく、「何とかならなかったものか…」と思わされるものが多かったのです。
なので、本作においてこれらのヴィランを「救済」する話になっていた事に、とても感動しました。
最終的に全員の能力を消すことができ、
アンドリューピーターはマックスと、トビーピーターはオクタヴィアスと敵では無く、友人として言葉を交わすシーンは、本当に良かったです。
最後まで抵抗したノーマンに関しても、
彼が自分の行った行為に気づき後悔をするシーン、
治ったノーマンの姿を観て、トビーピーターが安堵の表情を浮かべるシーンは素晴らしかったです。
この様に、ヴィランを助けることでスパイダーマン達も救われるという点で、過去作から観てきた人たちにとっては格別な作品になっていたと思います。
また、アンドリューピーターに関しては大号泣のシーンが。
高所から落下するMJを救うために、トムホピーターはダイブして手を伸ばしますが、グリーンゴブリンによって妨害を受けます。
すると、アンドリューピーターがMJを救ってくれるのです!!
グウェンを同じようなシチュエーションで救えなったアンドリューピーターが、MJを助ける展開は想像していましたが本当に感動。
グウェンに届かなかった手がようやく届き、
MJを助けられたことに対する安堵や、グウェンは救えなかった悲しさから、アンドリューピーターが泣き出すシーンでは、涙が止まりませんでした…
この様な形で、アンドリューピーターが抱えた最も大きな傷に対しても「救済」があったのは本当に良かった…
4.スパイダーマン誕生の物語
本作はホーム三部作の最終作にして、トムホピーターが本当の意味で「スパイダーマン」になった作品だと感じました。
「ホームカミング」と「ファー・フロム・ホーム」はスパイダーマンの物語というよりかは、MCUにおける一作品という印象。
どちらもピーターが成長していく物語ではありましたが、過去のスパイダーマン作品とは少し系統が違いました。
「ホームカミング」ではアベンジャーズの戦いによって生まれたトラブルの解決、
「ファー・フロム・ホーム」ではトニーが残した遺産によるトラブルの対処。
どちらのトラブルも、ピーター自身と深く関係したものではありませんでした。
一方、過去作のスパイダーマンのテーマは、ヒーローと自分の生活の両立に対する葛藤。
この点で、ホームシリーズは少し異なったものとなっていました。
しかし、本作ではMJやネッドと一緒に大学に行きたいという自分の希望の為に起こしたトラブルに、ピーターは向き合う必要が。
ここで初めて、日常の自分の生活か、ヒーローとしての生活か、選択を迫られるのです。
この点で、ようやく過去作と同じテーマの物語となるわけですね。
本作において序盤のピーターは、MJやネッドと一緒に大学に行くことを優先し、
ヴィラン達を元のユニバースに戻そうとします。
つまり、この時点では自分の生活を優先しようとしているのですね。
しかし、メイおばさんに困っている人を助ける事について説かれ、彼らを治癒する為に奔走します。
しかし、一回目の治癒作戦が失敗し、メイおばさんが亡くなったことで、ピーターは自暴自棄に。
ここで、彼の道しるべとなってくれるのが別世界のピーター達でした。
大事な人の喪失、自分の生活とヒーローの生活との選択を実際に迫られた彼らは先輩として、ピーターの心の支えになってくれます。
そして彼らとの交流を通して、ピーターの心に変化が起こります。
無事、ヴィラン達を治癒できた後、ストレンジの魔術の暴走によって、さらに他のユニバースからピーターを知るヴィランが集まってくる事態に。
もう止める術は無いかと思われましたが、ピーターは「全員がピーター・パーカーの存在を忘れたら止められる」と提案。
ヴィラン達だけでなく、MJやネッド、アベンジャーズの仲間、彼に関わったすべての人から忘れられてしまう事を選択します。
最終的にピーターは、自分を犠牲にすることで世界を救う事を選んだのです。
そして、全ての人々から忘れられたピーターは高校も辞め、高校卒業認定試験の問題集を持ちながら、ワンルームで生活を送ることに。
最後はトニーに作ってもらったスーツではなく、自分で作ったスーツを着て、スパイダーマンとして街を飛び回るシーンで、本作は幕を閉じます。
ここで、ピーターは今までの自分の生活を捨て、「スパイダーマン」というヒーローとして生きていく事を決めたのですね。
あまりに切なすぎてメチャクチャ辛くなる展開でしたが、このエンディングは、
ここから新たなスパイダーマンの物語が始まるという感じがして、今後の作品が楽しみになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本作は、想像を超えるサプライズの連続、そしてスパイダーマンファンの望む全てが詰まった最高のスパイダーマン映画です!!!
今までの作品を追っているのなら、感動と興奮の渦に巻き込まれること間違いなし!!
本当に素晴らしい映画体験でした!!!!
それでは読んでくださりありがとうございました!