ちきの映画日記

映画を見て、個人的に魅力的だと感じた点を拙い文章で紹介します。

デューン:砂の惑星 感想 「原題:DUNE」 壮大な宇宙物語の幕開け

 今回はIMAXで話題の映画「デューン:砂の惑星」を鑑賞しました。

中々、映画館に足を運べず、リアルタイムで観れるか不安でしたが、都内ではまだIMAX上映していて良かったです…。

本作は宇宙にとって最も重要な砂の惑星デューンを巡る覇権争いを描いた作品。

美しすぎる映像と壮大な音楽によりかつて無い臨場感を体験できる、SF超大作です!


www.youtube.com

デューン」の基本情報

タイトル:「デューン砂の惑星

原題:「DUNE : part one」

おススメ度:★★★★★★★☆☆☆7/10

個人的な評価:★★★★★★★☆☆☆7/10

公開年:2021年

上映時間:155分

製作国:アメリ

監督:ドゥニ・ビルヌーブ

製作:メアリー・ペアレント

   ドゥニ・ビルヌーブ

   ケイル・ボイター

   ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr.

製作総指揮:タニヤ・ラポワンテ

      ジョシュア・グローデ

      ハーバート・W・ゲインズ

      ジョン・スパイツ

      トーマス・タル

      ブライアン・ハーバート

      バイロン・メリット

      キム・ハーバート

デューン」のキャスト

ポール・アトレイデス:ティモシー・シャラメ

 アトレイデス家の長男。ある能力を開花させつつある。

 

レディ・ジェシカ:レベッカ・ファーガソン

 ポールの母。ヴォイスという超能力を使え、女性のみの秘密結社に属している。

 

レト・アトレイデス公爵:オスカー・アイザック

 ポールの父。アトレイデス家の公爵。

 

ウラディミール・ハルコンネン男爵:ステラン・スカルスガルド

 ハルコンネン家の当主。非常に冷酷。

 

チャニ:ゼンデイヤ

 ポールの夢に出てくる謎の少女。

 

デューン」のあらすじ

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だった。やがてレト公爵は殺され、妻のジェシカと息子のポールも命を狙われることなる。

(映画.comより引用)

 

デューン」のネタバレ無し感想

圧倒的な映像美、壮大な音楽、これぞ正に映画館で観るべきSF映画。これから始まる物語に期待が膨らむ、超大作序章!

 

本作の見どころはとにかく映像の綺麗さ、そして、ハンス・ジマーによる重厚な音楽の壮大さです。

私はIMAXで鑑賞しましたが、この映像体験は凄まじいものでした…。

目の前いっぱいに広がる砂漠の壮大な景色。

シートが揺れるほど爆発音、宇宙船の発射音、ハンス・ジマーの音楽。

まるで、自分も宇宙戦争の真っただ中に放り込まれ、そして砂の惑星に身を置いているかのような感覚。

まさか、これほどの臨場感があるとは思っていませんでした…。

 

この映画は本当に映画館、特にIMAXでその真価を発揮すると思います。

 

画面いっぱいに映し出される美しいティモシー・シャラメも最高でした。

 

そして、ちょっとしたネタバレになりますが、これだけ言わせてください。

本作の正式名称は「DUNE: Part One

はい、シリーズ一作目という事です。

 

なので、今後の続編が本当に気になる作りになっています。

「えー!そこで終わっちゃうのぉぉぉぉぉ!!」ってなって観終わった後、めっちゃ悶々としました…

宇宙の覇権争いを描く物語自体もかなり壮大なものになっており、もしかしたら「スターウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のような歴史的なシリーズになるかもと予感させてくれました。

 

いやー、本当に早く続きが観たい!

 

ここからはネタバレ有りの感想になります!

 

 

 

 

 

 

 

デューン」のネタバレ有り感想

絶望的すぎる序章

DUNE: Part One」ということで、今回はあくまでイントロ的ポジションの作品でした。

イントロで2時間40分もあんのか!って思いましたけどねw

 

ただ、本作では始まりから終わりまで安心できる場面が無く、緊張感が永遠続くので体感的には一瞬で終わりました…

 

本作は主人公ポール側のアトレイデス家と、残虐なハルコンネン家の間で起こるデューンでの覇権争いを描いています。

 

砂の惑星であるデューンには宇宙にとって最も重要な資源「スパイス」が豊富に存在。

この生産権利を手にした者が宇宙で最も強い権力を得ることが出来ます。

 

そもそもハルコンネン家がデューンを統治していたのですが、彼らが星から去った後、統治を任されるのがアトレイデス家でした。

この任をアトレイデス家に与えたのは、皇帝という非常に大きな権力を持つ人物なんですが、その正体は謎。

ただ、スターウォーズパルパティーンのように大きな野望があるのは間違いなさそうでした。

 

なので、アトレイデス家がデューン統治の任命される所から、既に不穏な空気が漂っています。

そして、そのままデューンに移住した彼らを待つのが、砂漠の先住民フレメン。

ハルコンネン家に弾圧され、かつ、自然に対し深い敬意を払っている彼らは明らかに後から来たアトレイデス家に対し不信感を抱いており、一触即発の雰囲気。

 

そして、皇帝や大きな権力者の陰謀が渦巻く中、突如アトレイデス家はハルコンネン家に襲撃されます。

高貴な雰囲気なアトレイデス家が、野蛮なハルコンネン家に蹂躙される様子は観ていて恐ろしかったです。

 

そして、一矢報いる事も出来ずアトレイデス家は崩壊。

ポールの父もハルコンネン家に拉致された後、相手の権力者を巻き添えに口に隠していた毒カプセルを砕き、命を落としてしまいます。

結局生き残ったのはポールと彼の母、そして従者の丸々だけ。

 

その生き残った者を狩りにハルコンネン家は執拗に彼らを追い回し、結局ポールとその母を守るために従者も囮となり敵と戦い、命を落としてしまいます。

 

こうして、二人きりになってしまったポール達は砂漠のフレメンに合流し、かれらの住処に向かいます。

 

ここで本作は終幕。

 

いや、これからどうすんねん…って展開過ぎて驚きました…

ただ、それ故に今後の展開が非常に楽しみでもあります。

 

ポールと母はヴォイスという超能力を使え、言葉を浴びせるだけで相手をコントロールすることが出来ます。

ポールはまだその力を十分に扱うことは出来ませんが、彼にはもう一つ、未来予知の力があります。

この未来予知で彼はフレメンの少女に刺され命を落とすことや、自分が皇帝になり世界を掌握する未来を観ます。

これが今後の展開にどう効いてくるのか、本当に楽しみです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

本作は壮大なスケールで描く、宇宙物語のプロローグのような作品で、今後の展開を非常に期待させるものでした!

また、とにかく没入感が非常に強く、本作による映画体験は格別なものでした!

首を長くしながら続編を待ちたいと思います!

 

それでは読んでくださりありがとうございました!