ちきの映画日記

映画を見て、個人的に魅力的だと感じた点を拙い文章で紹介します。

ロンドンゾンビ紀行 感想 「原題:Cockneys vs Zombies」マヌケとお年寄りvsゾンビ

2013年公開のイギリス発ゾンビコメディ映画です。

ラージャンルにおいてのコメディ映画って大体ゾンビ系なイメージがあるんですがこれって何故なんでしょうねぇ…。

本作はドジでマヌケな兄弟と老人ホームのお年寄りたちが、ゾンビまみれの町からの脱出を試みるという作品。

B級ホラー好きにはたまらない適度なチープさと、ツッコミどころ満載でクスッと笑えるゾンビ映画です。

 


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ロンドンゾンビ紀行」の基本情報

タイトル:「ロンドンゾンビ紀行

原題:「Cockneys vs Zombies」

おススメ度:★★★★★★★☆☆☆7/10

個人的な評価:★★★★★★★☆☆☆7/10

公開年:2013年

上映時間:88分

製作国:イギリス

監督:マティアス・ハーネー

製作:ジェームズ・ハリス マーク・レーン

脚本:ジェームズ・モラン

ロンドンゾンビ紀行」のキャスト

アンディ・マグワイア:ハリー・トレッダウェイ

 テリーの弟。とてもドジで、テリーといるとすぐに態度が大きくなる。

テリー・マグワイア:ラスムス・ハーディカー

 アンディの兄。アンディよりはしっかり者。しかし、それでも抜けており、アンディに世話を焼いている。

レイ・マグワイア:アラン・フォード

 アンディとテリーの祖父。元軍人で現在は老人ホームのリーダー的存在。お年寄りの中で唯一あまりボケてない。

ケーティ:ミシェル・ライアン

 アンディとテリーのいとこ。本作で唯一ちゃんとした人。

 

ロンドンゾンビ紀行」のあらすじ

ロンドンに暮らすお気楽な兄弟テリーとアンディは、大好きな祖父が入居する老人ホームが閉鎖されるというニュースを聞き大あわて。祖父とその友人たちを救いたい一心で、仲間と共に銀行強盗を企む。ところが、いつの間にか街はゾンビで溢れかえっていた。祖父の安否を気遣う兄弟だったが、その頃老人ホームではおじいちゃん、おばあちゃんが迫り来るゾンビたちを相手に大奮闘していた。

(allcinemaより引用)

ロンドンゾンビ紀行」のネタバレ無し感想

内容に対するツッコミは止まらないが、あまりにチープで逆にストレス無く見れる良作?!銃を乱射するお年寄りを見て元気になれるドB級映画

本作の見どころは間違いなく、映画の作りのチープさです。

ゾンビの出現も唐突、

登場人物が揃い次第すぐにゾンビ騒動に巻き込まれる爆速のストーリー展開に、

爆笑には至らないコメディチックな掛け合いや、やたら力の入った人体破壊描写、

ツッコミどころしかない物語など、

どれをとっても、めっちゃチープでしたw。

だからこそB級ホラー好きには刺さる作品だと思うんですよね。

 

でも結構、一人一人のキャラは濃いです。

その特性を活かした活躍や、伏線回収があるので意外と話の展開は観ていて飽きませんw

 

また、本作のゾンビは、昔の映画のようにノロノロと歩くタイプであまり緊張感がありません。

なので、もし「バイオハザード」シリーズのアリスが主人公だったら、あっというまにゾンビを制圧して、10分位で物語が終わっちゃいますね(ゾンビコメディ全般に言えますけど)。

しかし、相手がドジなマヌケや、ボケてたり足腰が悪くなっているお年寄りなので、意外とギリギリの攻防になります。

なので、意外とハラハラさせられますw

まったく怖くは無いですけどねw

 

あとは、おじいちゃん、おばあちゃんが張り切って、ちょっと楽しそうにしながらゾンビたち相手に大暴れするので見ていて元気をもらえますw

こんなパワフルなお年寄りになりたいものです…。

 

ここからはネタバレ有りの感想です!

 

 

 

 

 

ロンドンゾンビ紀行」のネタバレ有り感想

個人的ゾンビ映画の名シーン

本作はお年寄りがゾンビと対峙するシーンが頻繁に出てきます。

特に最初に老人ホームにゾンビがやってきて、それに対抗するシーンは結構面白かったです。

ゾンビの事を「ヴァンパイアだ!ニンニクや十字架で対抗しなきゃ!」みたいなことを言うご老人が居るんですが、「いや、ジェネギャ!」ってなりましたw

 

そして、この老人ホームでのシーンの中にゾンビ映画においての個人的な名シーンがあります。

それは、ゾンビだらけの中を歩行器を使いながらお年寄りがノロノロと逃げるシーンです。

庭で眠っているご老人はギリギリゾンビに気づかれていないんですが、周りはゾンビまみれなので危ない状況には変わりありません。

なので、屋内にいる他の老人ホームのメンバーが逃げるように声をかけ、寝ている彼を起こすのですが、耳が遠いご老人は会話が上手く聞き取れない!

そうこうしている内に、ゾンビに気づき逃げるものの、歩行器を使わないと歩けないので逃げる速度がとても遅い!

しかし、ゾンビも歩くのが遅いのでお互いの距離は縮まらず、世界一緊張感のないゾンビとお年寄りのデッドヒートが繰り広げられます。

しかも逃げているお年寄りは「うわぁ、ゾンビだ~」くらいの反応しか見せませんw

この緊張感の無さが本当に好きで、このシーンだけは爆笑しましたw

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
 

何度でも言いますが、本作はドB級映画

ツッコミどころ満載の映画ですが、それでいいのです!

おじいちゃん、おばあちゃんが銃をぶっ放してゾンビを倒していく様子を楽しみましょう!

 

それでは、読んでくださりありがとうございました!